果物の旬とは、その果物の味が最もよい食べごろの時期で、栄養価も高くなります。収穫がピークを迎え、スーパーや直売所などに出回る量も多くなるので、おいしく栄養価の高い状態の果物を手に入れることができます。
柿
柿日本の秋を代表する果物の一つです、奈良時代から栽培され、アジアやヨーロッパでも「kaki(カキ)」の名前が通用するほど。
旬は9月から11月ごろまで。
9月に刀根早生(とねわせ)や西村早生などの早生種が出回ります。
早生柿は小ぶりですっきりとした甘さで、色どりもよく、サラダの食材にも向いています。
保存方法
保存はビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で1週間程度。
その際、ヘタに湿らせたキッチンペーパーをかぶせて柿をラップで包み、ヘタを下にして保存するとより鮮度が保てます。
リンゴと一緒に袋に入れると、追熟が促進されて早く柔らかくなります。
洋梨
洋梨の旬は9月から11月ごろまで。
ひょうたん型のバートレットなどの早生種が8月下旬から9月初めに収穫されます。
収穫したての果実は固いため18°C前後の温度で5~10日おいて追熟して出荷されます。和梨と同様に食物繊維が豊富に含まれています。
洋梨は果肉が緻密でとろけるような食感と濃厚な味と芳香が特徴。走りの洋梨はコンポート(シロップ煮)に向いています。種部分はスプーンでくり抜くと簡単に取り除けます。
保存方法
未熟なものはビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で1カ月ほど保存できます。すぐに食べたいときは20℃で追熟させ、熟したものは早めに食べきりましょう。
リンゴ
リンゴの旬は9月から11月ごろまで。
9月下旬にふじの早生種である早生ふじなどが出回ります。袋をかけずに日光を当てて栽培したふじをサンふじと呼びます。旬の間にさまざまな品種がリレーして出回り、味の違いが楽しめます。
出始めは皮が薄く柔らかいので、スターカット(輪切り)やスティックカットで食べるのがおすすめ。
リンゴの皮には果肉と比べて食物繊維、ビタミンC、ポリフェノールが多く含まれています。
保存方法
保存はビニール袋に入れて冷暗所に。長期保存する場合は冷蔵庫へ。
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